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黒子のバスケ、書店の対応
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最近の報道で気になったことがあるので取り上げてみます。

「黒子のバスケ」撤去の脅迫 なぜ割れた、書店の対応
2013年10月30日11時00分
http://www.asahi.com/articles/TKY201310300013.html

TSUTAYAが黒子のバスケを撤去したことに関して賛否両論があがっていますね。
私はというと、撤去反対派です。

筋道を立てて説明しますね。

まず、TSUTAYAがなぜ撤去したのか。
これはお客様の安全を守るためです。

そして紀伊国屋書店らがなぜ撤去しないのか。
これは言論の自由を守るためです。

この理由を比べたら、人命優先のTSUTAYAが正しいという人がいても不思議ではありませんね。
死んだり怪我をしたら本を読むどころじゃないですから。

けれど、それはちょっと浅い考えかなと思うのです。
本の歴史というものを考えると。

本の歴史というものは常に弾圧にさらされ、焚書や規制に死に物狂いで抵抗してきた歴史です。
と言っても、ピンとこない方も多いでしょうね。
そもそも「本」ってなんでしょう。
単なる暇つぶしや娯楽の道具に過ぎないんでしょうか?

本の代表で、キリスト教の聖書をあげてみます。黒子のバスケは漫画なんで、比較するのもどうかと思いますが、本の歴史の話なんで我慢してやってください。
聖書はイエスキリストの生涯とその教え以外にも色々な内容が含まれています。旧約聖書にはユダヤの民の苦難の旅路や王国の歴史、新訳には信者に宛てた手紙、ヨハネの黙示録ーーー。聖書一冊にもこれだけ色々な内容が入ってるのですね。
さて、焚書という言葉はご存知でしょうか。
今や世界の三大宗教のキリスト教ですが、宗教間の対立で聖書は信仰の象徴として広場で積み上げられ火を付けられたことは数え切れないほどありました。
焚書の対象は宗教の本だけではありません。
皆が読んでる教科書だって燃やされたことがあるんですよ。本=教育ですから。余計な知識を与えなければ、支配しやすい人間ができると本気で考えるお偉いさんは今でも存在するんです。どこかの半島の北とかね。
宗教や政治とは関係が無さそうな本だって焚書の対象になることがあります。子供向けの物語だって・・・あのハリーポッターでさえ、この現代に焚書されることがあるんです。

図書館や書店はこれらの色々な弾圧から、知識を解放するという任務があるのです。
上記のような本の歴史を知っている、もしくは自身で体験してきた人達が、冗談ではなく命がけで、皆に色々な本を読んで色々な考え方を知って貰いたいと思って作ったのが図書館や書店、出版なんだと思います。

とはいえ、TSUTAYAの対応を批判するつもりはありません。安全保障という観点も大切です。
ただ心配なのは本の歴史を忘れて安全保障一辺倒になって、多くの人が長期的な視点を忘れることです。
今はよくても。
書店が恣意的に本を選別するようになれば、困るのは将来の私達と私達の子供たちです。
 
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